パートでもお金を借りる方法!銀行カードローンでも借りれるのか説明します
カードローンを利用する場合、気になるのが「雇用形態別の審査通過率」です。
とくに非正規雇用と呼ばれる「パート」で働いている場合、「雇用が不安定なために審査落ちするのでは?」と不安になるのも無理はありません。
そこで本記事はパートでもお金を借りる方法や利用できるカードローンをご紹介します。
また一般的に「審査が厳しい」と言われている銀行カードローンが利用できるかどうかについても徹底的に解説しています。
雇用形態別審査難易度「パートの審査通過率はどれくらい?」
まず、雇用形態別でカードローンの審査難易度を一覧表にしてみましたので、下記をご覧ください。
公務員、大手企業の正社員 | ◎ |
中小企業の正社員 | ◯ |
契約社員、派遣社員 | ◯ |
パート、アルバイト | ◯ |
フリーランス、業務委託、日雇いアルバイト | △ |
専業主婦、無収入の学生 | ✕ |
◎審査通過率がもっとも高い
〇ほぼ審査通過は問題なし
△収入が安定していれば審査通過できる
✕審査通過は難しい
(※いずれも他社借り入れがない状態で比較しています。審査の結果上記のとおりとならない場合もあります)
この表からもわかるとおり、パート社員であっても安定した収入さえあれば、カードローンでお金を借りることは可能です。
パートでも借りられる消費者金融を紹介【2024年】
パート社員がカードローンに申し込むポイントがわかったら、ここからはどこのカードローンに申し込むべきなのか具体的にご紹介していきます。
今回ご紹介するカードローンは、比較的柔軟な審査対応をしてくれる消費者金融カードローンばかりです。
女性専用の問い合わせ窓口を用意してくれているローン会社もありますので、パートをしている主婦の方も安心して利用できます。
アイフルは原則在籍確認の電話なし
アイフルは、さきほど触れた「在籍確認の電話」がないカードローンのひとつです。
したがって、パート先の同僚に気をつかう必要もありません(※ただし、審査の結果次第では職場に電話がかかってくるケースもあります)。
アイフルの公式サイトには、雇用形態別の利用状況がわかるページもありますので、ぜひ参考にしてください。
以下のとおり、パートやアルバイト社員の利用者はアイフル利用者全体の約2割を占めています。
したがって、パートをしている女性の方でも安心して申し込めることがわかります。
(出典:アイフル公式サイト/こんなお客様にご利用いただいています)
さらに女性の場合は、アイフルのレディースローン「SuLaLi」を利用すれば、女性のオペレータが対応してくれますので、とても安心です。
アコムなら急ぎの生活費も借りられる
パートをしていると毎日が忙しく、「クレジットカード引き落としに間に合わない」「明日までに子どもの授業料振り込みが必要」など、急ぎの資金調達が必要になることがあります。
そんなときには、アコムが強い味方になってくれます。
アコムはパート社員でも申し込めるカードローンですし、なにより注目すべきなのは「最短20分*で融資してくれる」点です(*お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます)。
アコムで急ぎの融資を希望する場合は、自動契約機から申し込むかWEB申し込みで振り込みキャッシングする方法をオススメします。
初めての人なら、契約日翌日から30日間金利0円(無利息)サービスとなります。
プロミスはカードレスなので夫にバレにくい
CMでも有名なプロミスのアプリローンは、カードレス契約が可能です。WEB完結でカード不要を選択することで自宅への郵送物なしで借りることができます。
キャッシング用のカードが発行されないため、家族にプロミスの利用を知られるリスクも少なくなります。
アプリローンでカードローンの契約が完了すれば、あとはセブンイレブンかローソンでスマホATMの取り引きをすれば、カード不要でキャッシングも返済も可能です。
また、プロミスの即日融資は原則24時間365日最短10秒で振込が可能となっています。
契約だけすれば、深夜でも早朝でも銀行時間外での振込が可能なため、非常に便利です。
パートでドコモ利用者ならdスマホローンがお得に借りれる
金利(実質年率) | 優遇適用後金利 0.9%~17.9%*1 基準金利 3.9%~17.9%*1 |
限度額 | 1万円~300万円 |
審査時間 | 最短即日*2 |
融資時間 | 最短即日*2 |
ドコモが貸付するdスマホローンは、ドコモ利用者は対象のドコモサービスの利用状況に応じ最大年率3.0%の金利優遇が受けられるローンになっています※1。
ドコモの回線契約に基づく優遇金利年率-1.0%、dカード GOLD U、GOLD、PLATINUM契約に基づく優遇金利年率-1.5%(dカード契約ありの場合は年率-0.5%)、d払い残高からのお支払いありに基づく優遇金利※3が年率-0.5%となっており、全部の優遇金利を受けた場合、基準金利から年率3.0%差し引いた金利(年率0.9%~17.9%※1)で借りることが可能です。
原則自宅へ郵送物なしで借りれるので家族に内緒で利用したい人にもおすすめです。ドコモ回線を利用していなくてもdアカウントをもっていれば申し込みができます。
※1 優遇適用後金利 0.9%~17.9%(実質年率)/基準金利 3.9%~17.9%(実質年率) ドコモ回線などのご利用状況に応じて、最大年率3.0%の金利優遇が適用。適用条件はdスマホローン公式サイトでご確認ください。
※2 即日審査:年末年始を除く。17時までのお申込みに限ります。申込み状況等により、翌営業日以降の審査となる場合がございます。即日融資:システムメンテナンス時間はご利用いただけません。振込実施のタイミングはご利用の金融機関により異なります。
※3 d払い残高からの支払いが対象となります。電話料金合算払いからのお支払い、dカードを含むクレジットカードからのお支払い、dポイント利用は対象外です。ただし、d払い残高からのお支払いとdポイント利用を併用いただいた場合は対象となります。
無利息でお金を借りたいならレイクがおすすめ
レイクは申し込み後最短15秒で審査結果が表示されるため、急ぎで借入れしたい人にはおすすめのカードローンと言えます。
カードローンの中で最も無利息期間が長く、初めてWebでの契約で契約額50万円未満なら60日間は利息0円、契約額50万円以上なら365日間は利息0円となります。契約額によっていずれかの無利息期間が適用されます。
カードレス対応で郵送物なしや、勤務先への電話による在籍確認なし、アプリの機能も充実しているので満足度の高いカードローンと言えます。
※無利息について
365日間無利息:初めてのご契約。Webでお申込み・ご契約、ご契約額が50万円以上でご契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録が完了の方。
60日間無利息:初めてのご契約。Webお申込み、ご契約額が50万円未満の方。
365日間無利息・60日間無利息共通:無利息期間経過後は通常金利適用。初回契約翌日から無利息適用。他の無利息商品との併用不可。
商号 | 新生フィナンシャル株式会社 |
ご融資額 | 1万円~500万円 |
ご利用対象 | 満20歳~70歳 安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可) |
貸付利率(実質年率) | 年4.5%~18.0% ※貸付利率はご契約額およびご利用残高によって異なります。 |
遅延損害金 | 年20.0% |
ご返済方式 | 残高スライドリボルビング方式 元利定額リボルビング方式 |
ご返済期間・回数 | 最長10年・最大120回 ※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数はお借入れ及び返済計画に応じて変動します。 |
必要書類 | 運転免許証等 収入証明(契約額に応じて新生フィナンシャルが必要とする場合) |
担保・保証人 | 不要 |
貸金業登録番号 | 関東財務局長(11) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号 |
パートでも借りられる銀行カードローン
つぎに、パートやアルバイトをしていても申し込める銀行のカードローンについても、いくつかご紹介します。
一般的には消費者金融カードローンよりも「審査が厳しい」と言われる銀行のカードローンですが、申し込む銀行を絞れば利用できる可能性もアップします。
金利 | 年15.0% |
限度額 | 初回最高50万円 |
審査時間 | 最短翌営業日 |
融資時間 | 最短翌営業日 |
セブン銀行カードローンは原則24時間365日、セブン銀行ATMの借入・返済手数料が0円に加えて、申し込みから契約までアプリで完結するので非常に便利です。
利用にはセブン銀行の普通預金口座が必要ですが、Myセブン銀行(スマートフォンアプリ)からの申し込みなら最短10分で開設が可能となっています(※最短10分で口座を開設するには平日9時から19時までのお申込みが必要です)。
金利が年15.0%で最短翌営業日融資の銀行カードローンなので、急ぎの方にもおすすめです。
住信SBIネット銀行カードローンは所定条件で最大0.6%の金利優遇あり
金利 | 年2.49%~14.79% |
限度額 | 10万円~1,000万円 |
審査時間 | 数日 |
融資時間 | 数日 |
住信SBIネット銀行カードローンの金利は年2.49%~14.79%の銀行水準となっていますが、下記条件が該当する方はさらに最大0.6%の金利優遇が受けられます。
1.SBI証券口座保有登録済みの方 2.住信SBIネット銀行の住宅ローン*残高がある方 |
基準金利より年-0.5% |
3.住信SBIネット銀行のミライノカード(JCB)を所有し、 かつ住信SBI銀行口座を引落口座に設定している方 |
基準金利より年-0.1% |
金利優遇に加えて「かんたん診断」は最短30秒で金額・金利目安が確認でき、借入や返済時の提携ATM(イオン銀行、セブン銀行、ローソン銀行、イーネット)手数料が0円なのも大きなメリットです。
消費者金融からの借り換えはもちろん、おまとめローンとしての利用もおすすめできます。銀行カードローンでも自宅にカード等の郵送がないため、安心して利用できます。
パートの主婦が銀行カードローンに申し込むときの注意点
パートでも申し込める銀行カードローンをご紹介するまえに、まずは銀行カードローンを利用する場合の注意点をいくつかお伝えしておきます。
銀行のカードローンでは、消費者金融カードローン以上に「少ない年収の人に過剰な融資がされないよう」慎重な審査がおこなわれます。
そのため、あまりにも年収が低い場合は、最初から消費者金融カードローンに申し込んだほうがいいかもしれません。
・銀行のオフィシャルサイトで「カードローンを利用できる人の条件」をよくチェックする
・パートでも利用可能な銀行カードローンに申込む
・50万円を超える融資は収入証明書が必要になることが多いため申込みは50万円までにする
・すでに年収の1/2~1/3程度の他社借入をしている場合は申込みを控える
銀行カードローンは専業主婦でも配偶者に安定的な収入があれば申込可能なところもあれば、専業主婦やパート、アルバイト、学生の申込を受付けしていないところもあります。
銀行公式サイトの申込条件を見ればパートでも申込可能か書いてありますので、申し込み前に必ずチェックしましょう。
安定収入がある方と書いてあれば、基本的にパートでも申込が可能です。
楽天銀行スーパーローンはパートでも申し込める
では、ここからはパートでも申し込める銀行カードローンの具体例をご紹介します。
ひとつ目は「楽天銀行スーパーローン」です。
楽天銀行スーパーローンには楽天ポイントがたまるサービスがあり、楽天市場などで普段買い物をしている女性の方にオススメです。
楽天会員ランクに応じて審査優遇(一部例外あり)されますので、楽天会員ならぜひ検討したいカードローンのひとつです。
PayPay銀行カードローンはパートでも専業主婦でも申し込める
PayPay銀行カードローンも、パート社員が申し込めるカードローンです。
PayPay銀行カードローンは、カードローンの初回契約で無利息サービスが利用できますし、口座引き落とし時の残高不足を防ぐ「自動融資機能」もついています。
また、下記のとおりジャパンネット銀行カードローンの公式サイトには「専業主婦でも利用できる」と書かれていますので、パートで収入がある主婦ならより審査通過率は高くなるといえます。
三菱UFJ銀行バンクイックもパートでも申し込み可能
パートの給料を三菱UFJ銀行に振り込んでもらっているなら、バンクイックもオススメです。
三菱UFJ銀行のバンクイックは、銀行カードローンでありながら「パートでも申し込み可能」と公表してくれているカードローンのひとつです。
申し込みはWEBからでもできますし、銀行の店舗に備え付けてあるテレビ窓口からでも申し込めますので、パートで忙しいときでも簡単に申し込めます。
イオンをよく利用するパート主婦ならイオン銀行カードローンもオススメ
普段の買い物でイオンを利用しているなら、イオン銀行カードローンも検討してみましょう。
イオン銀行カードローンはパート社員でも申し込めますし、毎月の返済は1,000円から利用可能です。
「できるだけ少なく借りて、返済負担も軽くしたい」と思っている主婦にとっても、最適なカードローンといえます。
・利用条件 ・日本国内に居住していること、外国籍の場合は永住許可を受けていること
・契約時の年齢が満20歳以上、満65歳未満
・本人に安定かつ継続した収入の見込めること※パート、アルバイト、自営業者、専業主婦(夫)でも申し込み可能。学生は申し込み不可
・イオンクレジットサービス(株)、またはオリックス・クレジット(株)の保証を受けられること
パート社員の融資限度額は?
無事カードローンの契約が済んだとしても気になるのが「融資限度額」です。
総量規制のルールに該当しなかったとしても、パート社員の場合は比較的限度額が低めに設定されます。
なぜなら、正社員と比較してパート社員は雇用が不安定で、すぐに雇用を打ち切られるリスクがあるためです。
要するに、高額な融資をするとパート社員が仕事をやめた途端に返済が滞るため、消費者金融カードローンや銀行は多額の融資をしたがらないのです。
一般的には、年収200万円程度のパート主婦の場合、初回の利用限度額は10~30万円程度を想定しておきましょう。
パートでお金を借りる場合の注意点を説明
パートをしていてもカードローンの利用は可能ですが、カードローンに申し込む場合は、以下の4つの点に注意が必要です。
・専業主婦は例外を除き消費者金融も銀行カードローンも利用できない
・少ない収入でもいいので、安定したパート収入が必要
・カードローンに申し込むとパート先に電話がかかってくる
・パートでも銀行カードローンは利用できるが、審査は厳しい
それぞれ詳しく解説していきます。
1.専業主婦は借りられない
配偶者に収入があっても本人に収入がない専業主婦や、ほぼ専業主婦と変わらない給料しかもらっていないようなパート社員の場合、カードローンの利用は難しいでしょう。
消費者金融に申し込む場合は、貸金業法で決められた総量規制のルールに従う必要があります。
総量規制では「年収の三分の一以上は借りられない」と決められています。
仮に、年収が0円の専業主婦の場合「年収0円×三分の一」で、借り入れ可能金額も「0円」です。
総量規制のルールが厳格に運用されているのは、「返済能力がない人に過剰な融資を避けるため」です。
専業主婦本人の収入は0円ですので、「専業主婦本人には返済能力がない」とみなされるため、カードローンでお金借りることはできません。

総量規制ができる2010年6月以前は、専業主婦でも配偶者に収入があれば消費者金融でも借りられました。貸金業法改正によって専業主婦は借りられなくなったのです。
配偶者貸付を利用すれば専業主婦でも借りられる
専業主婦がお金借りる方法として、「配偶者貸付」を利用する方法があります。
配偶者貸付は、配偶者の収入があれば専業主婦でも融資が受けられる仕組みのことを指します。
下記の金融庁公式サイトにもありますが、配偶者貸付を利用するためには配偶者の同意が必要となりますので、夫に無断でお金を借りることはできません。
Q2-9.専業主婦/主夫が借入れをする場合には、どのような書類の提出が必要ですか?
A2-9.配偶者の同意を得て、借入れをすることができる場合があります。その際は、配偶者の年収を証明する書類、借入れについての配偶者の同意書などが必要となります。
引用元:金融庁公式サイト/貸金業法Q&A
配偶者同意貸付は総量規制例外貸付になります
配偶者同意貸付とは、本人の年収と配偶者の年収を合算した3分の1までを上限として貸付できる総量規制例外貸付制度になります。
次の貸付けは、顧客の利益の保護に支障を生ずることがない貸付けとして、総量規制の「例外貸付け」に分類されます。総量規制にかかわらず借入れは可能ですが、借入額が借入残高に算入されますので、借入残高が総量規制の基準を超過した場合、その後、「除外貸付け」や「例外貸付け」を除いて借入れができなくなります。
1.顧客に一方的に有利となる借換え
2.借入残高を段階的に減少させるための借換え
3.顧客やその親族などの緊急に必要と認められる医療費を支払うための資金の貸付け
4.社会通念上 緊急に必要と認められる費用を支払うための資金(10万円以下、3か月以内の返済などが要件)の貸付け
5.配偶者と併せた年収3分の1以下の貸付け(配偶者の同意が必要)
6.個人事業者に対する貸付け(事業計画、収支計画、資金計画により、返済能力を超えないと認められる場合)
7.新たに事業を営む個人事業者に対する貸付け(要件は、上記⑥と同様。)
8.預金取扱金融機関からの貸付けを受けるまでの「つなぎ資金」に係る貸付け(貸付けが行われることが確実であることが確認でき、1か月以内の返済であることが要件)
(引用元:総量規制が適用されない場合について│日本貸金業協会)
配偶者同意貸付の注意点として、年収以外に負債も合算されるため、仮に本人と配偶者がそれぞれ50万円の借入(負債)があった場合、100万円は合算年収の3分の1から差し引かれることになります。
年収 | 申込者:0万円 配偶者:600万円 合計:600万円 |
借入残高 | 申込者:50万円 配偶者:50万円 合計:100万円 |
仮に夫婦の年収と負債が上記だった場合、年収は本人0万円+配偶者600万円で合計600万円の1/3で貸付上限は200万円となります。
そして、負債が本人50万円+配偶者50万円で合計100万円になりますので、貸付上限の200万円-100万円で、実際に貸付可能額は100万円までとなるのです。
配偶者の信用情報も照会されるので内緒では借りれない
配偶者同意貸付は、本人と配偶者どちらも信用情報を調査して審査するため、配偶者は貸付同意に加えて、信用情報照会の同意も必要になります。
そのため、配偶者に内緒で審査することはできず、必ず書面に加えて口頭での同意も必要となります。もちろん配偶者の勤務先に在籍確認も入ります。
また、婚姻関係を証明できる書類や収入証明書の提出も必要となるため、配偶者が借入に同意してくれるようなら、配偶者名義で単独申し込みした方が圧倒的に楽です。

配偶者に内緒で借りようとして、署名や口頭確認を別人で行ってしまうと、場合によっては詐欺行為となりますので、絶対にやめましょう。
2.安定した収入がないと借りられない
消費者金融でも銀行でも、カードローンの審査で重視するのは「収入の安定度」です。
カードローンの審査では、1年に1度大きな収入がある人より、毎月給料をもらっている人のほうが、優遇されます。
なぜなら、カードローンを利用すると「毎月の確実な返済」が非常に重要になってくるからです。
ローン会社としては毎月の収入が滞ると、カードローンを強制解約したり、法的手段を講じたりする手間がかかります。
また、収入が安定しない人に融資をすると、そもそも貸し倒れになるリスクもあります。
パートをしている場合も、毎月の収入は少なくてもかまいませんから、収入が安定した状態で申し込むことが大切です。
3.在籍確認がある場合は電話対応可能なパート先が必要
一部のカードローンや申し込み方法を除き、ほとんどのカードローンでは申し込み時に勤務先へ在籍確認の電話がかけられます。
在籍確認の電話は、審査の一環でおこなわれるもので、利用者が申告した勤務先に本当に働いているかを電話で確認します。
パート先の電話がない…といったことは通常考えられませんが、電話対応可能なパート先で勤務することも大切なポイントです。

パートの場合限度額が低いこともあり、在籍確認で審査落ちになる可能性は低いですが、在籍が取れなかった場合に備えて給料明細や会社の保険証(社会保険)があれば用意しておきましょう。
4.銀行カードローンはハードルが高い場合がある
あとで触れますが、パートをしている人でも審査が厳しいと言われている銀行カードローンに申し込むことは可能です。
実際に、パートでも銀行カードローンを利用している人はたくさんいます。
ただし、一部の銀行カードローンでは年収の最低条件を提示しているところがあるため、申し込み時は注意が必要です。
また「正社員として勤務していること」を条件としている金融機関もありますので、申し込む前には利用条件の確認が大切になってきます。
パートでカードローンを利用している人の割合
パート社員でカードローンに申し込むとなると、「自分のようにパートでお金を借りている人はいるのかな?」とつい不安になるものです。
そこで、実際にパート社員がどれくらいカードローンを利用しているのか、参考までに金融庁の委託調査結果をご紹介したいと思います。
この調査は2018年3月に20代~70代の男女を対象に実施されたもので、合計4,423件の回答者のなかには「パートアルバイトフリーター」が713人も含まれています。
注目すべきなのは、パートやアルバイトをしている人の約56%が「希望とおりの金額で借り入れができた」と回答している点です。この結果をみるかぎり、パートをしていても条件次第では問題なく融資を受けられることがわかります。
パートでも消費者金融でお金を借りる方法
ここからは、上記でお伝えした内容もふまえ、パートでもお金を借りる場合のポイントを5つご紹介します。
パート社員がお金を借りる方法は、主に消費者金融と銀行カードローンの2つがありますが、安定収入があれば問題なくお金を借りることは可能です。
まず、比較的審査通過率の高い「消費者金融」を利用するポイントから見ていきましょう。
1.総量規制オーバーにならないように借りる
消費者金融カードローンで、もっとも注意すべきなのが総量規制オーバーにならないことです。
総量規制の内容についてはさきほどご紹介したとおりですが、パートは正社員と比較して年収が低いケースもあるため、カードローンに申し込む時点で以下に該当していないかをよく確認してから申し込むようにしましょう。
・パート年収が200万円で、すでに他社借り入れ額が*70万円前後ある(他社借入が年収の三分の一近くになっている)
・パート年収が100万円で、限度額33万円以上のカードローンに申し込もうとしている(新規の借入額が年収の三分の一を超える可能性がある)
・パート年収が200万円で、複数のクレジットカードで70万円前後キャッシングしている(他社借入が年収の三分の一近くになっている)
総量規制で他社借り入れとしてカウントされるのは、消費者金融やクレジットカードなど貸金業者からの借り入れのみです。クレジットカードのショッピング利用分や銀行からの借入はカウントされません。

クレジットカードのショッピングリボ払いや、銀行カードローンは総量規制の年収1/3の計算に含まれません。含まれるのはクレカから現金を借りるキャッシングや消費者金融の借入になります。
2.パート勤務を3ヶ月以上続けてから申し込む
パートで消費者金融カードローンに申し込む場合は、パートの勤続年数も非常に重要です。
冒頭でも触れたとおり、カードローン審査で重視されるのは「利用者の安定した返済能力」です。
そのため、パートをやりはじめた直後などは「この先勤務が継続するかどうかわからない…」と判断されてしまい、最悪のケースでは審査落ちすることがあります。
審査通過できたとしても、限度額を引き下げられることも考えられます。
ローンに申し込むときは、すくなくともパート勤務を3ヶ月以上継続してから申し込むようにしましょう。
ただ、「〇ヶ月勤務したら審査通過しやすい」といった明確なルールはありません。
1年以上の勤務継続があれば理想ですが、パートの場合は短期で仕事を変わる場合もありますので、3ヶ月を目安としておけば大丈夫でしょう。

勤続が短くても他に借入がなければ、限度額は低くなりますが審査に通る可能性は高いのでそこまで不安に思う必要はありません。
3.短期間に多数のカードローンには申し込まない
どうしてもカードローン審査に通りたい一心で、短期間に複数の消費者金融に申し込むのはやめたほうがいいでしょう。
一度に多数のカードローンに申し込んで、審査に落ちる人のことを「申し込みブラック」といいます。
消費者金融に申し込んで契約に至らなかったとしても、信用情報期間には申し込み履歴が残ります。
多数の申し込み履歴があると、審査担当者は「この人は相当お金に困っているのでは?」とネガティブな印象をもってしまいますので、同時に申し込むのは1~2社にとどめておきましょう。

申込情報は信用情報機関に半年を超えない期間登録されます。3社以上の同時申込は今後の借入が不利になる可能性があるので、やめた方が良いです。
4.希望の限度額は少なめに申告する
より確実に消費者金融カードローンの審査に通りたいなら、低めの希望限度額で申し込むほうがいいでしょう。
数百万といった高い限度額で申し込んだとしても、結局は総量規制や審査結果次第で融資限度額が決まります。
もし、年収200万円程度のパート社員が「100万円の借り入れ希望」と申告してしまうと、「金融ルールを理解していない」「金銭感覚がない」と思われるだけです。
初回の希望限度額は自分の年収と他社借り入れ額を考慮し、おおむね10万円~30万円前後で申し込むといいでしょう。
無事カードローン審査に通過し、「年収」「他社借り入れ額」「カードローンの利用状況」に問題がなければ、後日融資限度額を増枠(増額)してもらうことも可能です。
ちなみにカードローンは希望額が50万円以下で、他社の借入と希望額の合計が100万円以下の場合は収入証明書不要で借りることができます。
5.パート先に在籍確認の電話協力をお願いする
消費者金融カードローンによっては、カードローン審査時にパート先に電話をかけてきます。
在籍確認の電話は「③在籍確認がある場合は電話対応可能なパート先が必要」でもお伝えしたとおり、審査の過程上避けてとおることはできません(相談すれば、書類による確認に切り替えてくれる業者もあります)。
在籍確認の電話は個人名でかけられるため、同僚にカードローンの申し込みが知られることはありません。
ただ、パート先によっては知らない個人名からの電話に対応してくれなかったり、飲食店などでは忙しい時間帯に電話に出てもらえなかったりするケースもあります。
より確実に消費者金融カードローンで審査通過したいなら、申し込み時には同僚に協力を申し出るようにしましょう。
在籍確認の電話をかけてくるのは、なにも消費者金融カードローンばかりではありません。そのため、以下のような協力依頼ができるでしょう。
「クレジットカードに申し込んだから、確認の電話がかかってくるかも」
「マイカーローンを検討していて、銀行から個人名で電話があるかも」
「住宅ローンに申し込んで、後日個人名で電話があるかもと銀行から言われている」
パート先でよからぬ噂をされないためにも、同僚には事前に声をかけておくことをおすすめします。
カードローンには電話以外で書面等の在籍確認が相談ができる業者もあります。また、審査次第になりますが電話での在籍確認を取らない消費者金融もあります。
レイク | 原則、勤務先への電話による在籍確認なし ※在籍確認が必要な場合でもお客さまの同意なくお電話いたしません。 |
アイフル | 原則在籍確認の電話なし |
LINEポケットマネー | 審査次第で電話の在籍確認なし |
CREZIT | 原則電話での在籍確認なし |
6.パートでも信用情報に問題がなければ審査通過も可能
消費者金融カードローン審査で重視されるのは、総量規制のルール以外にもあります。それが「信用情報機関のデータ」です。
信用情報機関には、カードローンやクレジットカード、そしてショッピングローンなどを利用した場合の取り引き履歴がこと細かに記録されています。
消費者金融カードローン各社は、JICC(日本信用情報機構)とCIC(シー・アイ・シー)といった指定信用情報機関に加盟しており、カードローンの審査時にはかならず信用情報機関のデータを照会します。
信用情報機関に以下のようなデータが記録されていると、審査では不利になりますので、注意したいところです。
・他社カードローンやクレジットカードで現在延滞している
・延滞などが原因で、カードローンやクレジットカードが強制解約された
・返済できなかったことが原因で、保証会社や保証人が代位弁済した履歴がある
・自己破産や個人再生などの債務整理をした履歴がある
家族に内緒でカードローンを利用する方法
最後にパート主婦が不安に思う「カードローンが家族にバレないかどうか?」についても、いくつかの大切なポイントをお伝えしておきます。
消費者金融カードローンの場合は、家族にバレないような仕組みを用意してくれていますので、パートをしている女性の場合、銀行より消費者金融カードローンに申し込むほうがいいでしょう。
郵送物を避けてもらう
カードローンの利用が家族にバレる、もっとも大きな理由が「郵送物」です。
ローン会社や銀行から自宅に届く郵送物としては、以下のようなものがあります。
・カードローンの契約書控え
・キャッシング用のカード
・利用明細書
・滞納したときの督促状
さすがに滞納したときの督促状は避けられませんが、契約書控えやカードの郵送物は申し込みの仕方ひとつで避けてもらうことも可能です。
自宅への郵送が不安なら、事前に相談しておくようにしましょう。
電話は自分の携帯電話にしてもらう
ローン会社や銀行から、自宅の固定電話に電話があると家族バレのリスクが高まります。
カードローンに申し込んだときには、申し込み時に申告した連絡先に電話がかかってきます。
自宅への電話は、個人名でかけてきてくれますので、基本的にカードローンの利用が家族に知られることはありません。
ただ、知らない人からの電話を家族が対応すると、誰からの電話なのか問いただされることもあるでしょう。
そのため、カードローン申し込み時に申告する電話番号は、自宅の固定電話ではなく携帯電話のみにしておきましょう。
最近では固定電話を持っていない人も増えていますので、携帯電話だけを登録しても審査上不利になることはありません。
振り込みキャッシングは銀行の取り引き履歴に注意
カードローンの借り入れで振り込みキャッシングを利用する場合も多いでしょう。
ただ、生活費で使っている銀行口座に振り込んでもらう場合は注意が必要です。
消費者金融カードローンなどから振り込みがあった場合、一見しただけではわからないような名義で振り込んでくれますが、それでも知らない相手からの振り込みが家族に見つかるとカードローンの利用がバレるかもしれません。
家族にローンの利用を秘密にしたいときは、通帳などが発行されないネット銀行に口座を開設しておき、自分専用の口座に振り込んでもらうようにしましょう。
ちなみに、プロミス・アコム・SMBCモビットの即日融資は、原則24時間365日即日振込が可能になっているため、契約だけしておけば必要な時にすぐに振込融資で借りれらますので非常に便利です。
パートでもお金を借りる方法まとめ
パート社員は非正規雇用ですし雇用も比較的不安定なため、カードローンに申し込むときには「審査に落ちたらどうしよう」と不安になるかもしれません。
今回の記事でご紹介したとおり、実際にはパートでもカードローンは利用できますし、いくつかの注意ポイントさえおさえておけば、審査通過は十分可能です。
他社ローンもあまり利用せずに、クレジットカードなども堅実に利用しているなら、パート社員でも自信をもってカードローンに申し込んでみましょう。