こんばんは。名古屋の税理士事務所です。
今日は、新しく店舖を建築された方の会計処理を行っていました。
できるだけ税金を減らすために・・・
約1000万円の店舖取得工事でした。
建築素材は鉄筋鉄骨。
簡単に終わらそうと思えば、全部建物にしてしまって
50年で減価償却(事務所用のものだったので)してしまえばいいのですが、
これだと1年あたり20万円しか経費になりません。
それだと、資金を早く回収できないので、
こんなことをしました。
まず1000万円の工事の中身を分解していきます。
この中で、まずは固定資産計上しなくていいものが何点か見つかりました。
例えば・・・
建物を立て終わった後の、廃材を捨てる業者への支払い。
また、建物とは別に、建物周辺のスペースに庭木を植えた費用。
庭木は、建物とは関係ない出費であり、金額も10万円未満でしたので、
雑費として経費計上しました。
次に検討したことが・・・
建物の内装です。
建物の内装のうち、電気配線工事や排水設備は建物附属設備として
15年で減価償却することができます。
ですので、この部分の金額を建物附属設備とすることで、
毎年の経費にできる金額を増やします。
今回、建物の工事を全部、個別の業者へ発注していたため、
すべての工事ごとの金額が明らかであったため、
当初50万円の減価償却から、
経費にできる金額を3倍以上に増やすことができました。
これで、今年の税金が40万円以上減らすことができました。
以上、名古屋の税理士事務所の業務記録でした。