繰越欠損金を上手に使う節税
欠損金還付制度が復活とは・・・!?
欠損金は税務上の赤字のことです。
実はこの税務上の赤字と決算書の当期損失額とは異なるんです。。
欠損金の税務上の活用方法には 2 種類あります。
欠損金の繰越控除です
欠損金を7年間にわたって繰り越すことが可能なのです。
この間に所得が発生したら、欠損金と相殺できます。
しかしこの場合、欠損金額が生じた事業年度において青色申告である確定申告書を、
提出する必要があります
欠損金還付制度
この制度は、長期間停止中でしたが、
昨今の不況の影響もあり、21年度の税制改正により、
中小企業者限定で復活しました!!
資金繰り重視なら断然繰戻還付です。
この制度はすぐに税金が戻ってくるので、
それはもう利用しない手はありません(笑)
ちなみに繰越控除の場合は
受けとりのに1年以上先になってしまいます。
すぐに戻ってくるのと来ないのではぜんぜん違いますよね。
資金ぐりを重視している企業ならなおのことです!!
また、繰戻還付は繰越控除に比べて要件が厳しく、下記の要件を、満たすことが必要です。
欠損金の繰戻還付の適用要件
1 中小企業者等> 資本金は出資金の額が1億円以下の普通法人等である。
2 前期、税金を払った年度も当期も連続しれ青色申告していること。
3 当期の確定申告書を青色申告により期限内に申告すること。
4 確定申告書と同時に欠損金の繰戻還付請求書を提出すること。
この機会に欠損金還付制度を調べて見てはいかがでしょうか。
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