こんばんは。名古屋の税理士事務所です。

今日は、今年の7月くらいから始まった7年間無申告の方の税務調査がようやく終了しました。

7月ころ、税務署から電話がかかってきた!
どうしたらいいかわからないので、助けて!!

と、ホームページで当事務所のことを見つけていただいた方から問い合わせがありました。

今日は、その後、どのように税務調査が進んでいったか、
紹介したいと思います。

まずは、税務署からの電話に対して、
税理士をつけることにしたので、相談の上、
○月▲日までに連絡します、とその方から税務署へTELを入れていただきました。

直接お会いして、集めれるだけ経費に関する資料を集めることにしました。
現金で払った領収書など(コンビニ、本屋、100円ショップなど)は再発行が厳しいですが、
クレジットカードで購入していたものは、クレジット会社へ依頼すると再発行してくれます。

クレジットカードには、ガソリン代や電話代などの履歴がのっていますので、
それをもとに経費を集計してきます。

つぎに、銀行から過去5年分の通帳情報を入手します。
これも銀行へ依頼すれば、普通に対応してくれます。

出金記録から、経費を拾っていきます。

次に、経費の中でも金額が大きい給料や外注費です。
今回、これらを現金で支払っていたため、通帳に記録が残っていません。
こちらは、払っていた相手の方にお願いして、領収書を発行してもらいます。

どうしても再発行できない(連絡不能などで)ときは、
出金伝票を作成しておきます。
(どこまで認めてくれるかは、わかりません。)
(払ったことを証明する資料の証明力によって、どこまで認められるかがかわってきます)

また、車を途中で購入されていましたので、
ディーラーへお願いして、こちらも請求書を再発行してもらいました。

また、健康保険や年金の支払いも、経費ではないですが、税金を減らす効果があります。
これも市役所や年金事務所へ依頼すると過去の支払い額の証明書を発行してくれます。

このようにして、可能な限りの資料をかき集め、
税務調査官に説明できるようにした後、

税務署へ行って、調査官と1回目の打ち合わせが始まります。

長くなってきたので、続きは次のブログで書きたいと思います。
以上、名古屋の税理士事務所でした。